国の重要無形民俗文化財。阿波の山暮らしが生んだ発酵茶『阿波晩茶(あわばんちゃ)』

オススメルート(3)国の重要無形民俗文化財。阿波の山暮らしが生んだ発酵茶『阿波晩茶(あわばんちゃ)』

四国の標高100m山間地域には、石鎚黒茶(いしづちくろちゃ/愛媛)・碁石茶(ごいしちゃ/高知)・阿波晩茶(あわばんちゃ/徳島)などの発酵茶が存在する。10月の吹筒煙火の奉納でも知られる赤松地域をはじめ徳島県美波町の山間部にも阿波晩茶の製法が独自に伝承されてきた。

古くから自生する在来種『ヤマチャ』を緑茶の摘み取りの季節よりも後、6~7月頃に枝からこそぎ取り、釡茹でして揉捻し、樽で10日~3週間漬け込む。植物性乳酸菌による嫌気発酵させることで、酸味のある独特な風味の発酵茶ができる。葉が分厚くなった晩夏に摘み取ることから、『晩』の字を取り『阿波晩茶』となった。各農家や家庭によって製法が少しづつ異なり、2021年『阿波晩茶』の製造技術が、国の重要無形民俗文化財に指定されることになった。発酵茶の伝承や製法を理解する上で重要な技術であることが評価された。また、阿波晩茶には植物性乳酸菌による整腸作用や、高血圧や糖尿にも効果があることが大学の研究でわかっている。

道の駅 日和佐

営業:毎日営業

時間:9:00~17:30

住所:徳島県海部郡美波町奥河内寺前493-6 [Google Map]

電話:0884-77-2121

photo : you sakana